記帳代行とは
記帳代行とは、税理士事務所が経理資料※等をお客様からお預かりし、税務申告を行うための帳簿作成(記帳業務)を行うサービスです。
※経理資料というのはお客様の発行した請求書や預金通帳のコピーや支払をした請求書や領収書などです。
税理士事務所は、お預かりした経理資料を会計ソフトに複式簿記の仕訳を入力することにより複式簿記による記帳を行います。
複式簿記は、青色申告の要件となっている正規の簿記の原則に従った帳簿作成方法です。
お預かりした会計資料を会計ソフトに仕訳入力することによって試算表や貸借対照表や損益計算書などの決算書が作成されます。
税理士事務所では、仕訳入力という作業を行いますが、仕訳の処理方法には会計のルールや、成果物となる試算表、決算書がより有用なもの(前期との比較可能性、金融機関からの信頼性など)となるように見据えた処理、また、後工程である、税務申告による納税額への影響などを勘案しての処理が必要となり、これらを適切に行うためには、会計、税務の専門知識はもとより、蓄積された経験に基づいたノウハウが必要となります。
記帳業務は、税務申告と直接結びついており、事業経営には不可欠な要素です。一方で、それに係る時間や人件費などのコストも決して小さくはなく、誰にでもできる単純な業務ではありません。経験や専門知識の蓄積が成果物である決算書、税務申告に影響いたします。
記帳代行を税理士事務所に依頼するメリット
経理担当者を雇用する場合、毎月5~10万円の人件費が発生し、また、勤怠管理が必要となります。退職などがあった場合の引継ぎ作業も大変です。
経営者自身が記帳業務を行うこともできますが、簿記の知識がないと、慣れるまでは会計ソフトに入力するために膨大な時間がかかり、また、会計処理自体の正確性にも不安が残ります。
記帳代行サービスは、パートさんを雇うよりも手軽で安く、かつ、自分自身の時間を有効活用したい方にお勧めです。
また、税理士事務所以外でも記帳代行サービスを行う事業者は存在しますが、記帳代行の成果物である決算書をもとに行う税務申告書の作成代理は税理士にしかできません。記帳代行から税務申告までワンストップで支援を受けられる、記帳から申告までを丸投げでき、経営者自身は、適時報告される月次試算表を活用して、経営業務に集中ができるというメリットがございます。
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